2017.05.30
今回のブログは左官の実習についてです。
壁などの内装や、様々な用途がある左官はすごく魅力的な仕上げ材だと思います。
これからどんなものか、どんな作業なのかを説明していきます。
このような袋詰めされている珪藻土という材料と、それを塗るときに食付きを良くするために塗る下地材を粉末状からどろっとした状態にするために水と混ぜ合わせます。ほんのり海の臭がします!(今回日本ケイソウド建材株式会社様より寄贈いただいた珪藻土の材料は、接着を良くするために科学的な接着剤では無く海藻を接着剤として使用しているそうです。)
材料を上記のようにどろっとした状態にしたら、塗り込み開始‼︎
まずは下地材から塗り始めます。塗るときに使用するのは「コテ」「コテ板」などで、コテ板に乗せた材料をコテに付けて壁に塗り広げるのですが、皆最初はこのコテに材料を乗せる動作に苦戦しました。
材料がどろっとしている分、垂れたり、上手くコテにのせられず、落としてしまったり。。。笑
上記のように「コテ」にも様々な種類があり、どのような質感やデザインにしたいかにより使い分けます。
上記は下地材を塗る職人さん「有限会社ティープラスターの水口泰基 先生」です。職人さんの塗っている姿を見ると簡単そうにみえるのに、いざ自分たち素人がやってみるとものすごく難しく、上手くいかずイライラしたり。。。笑
皆やっている内にコツなどを掴み、少し上達していったと感じます。
下地材を部屋の壁に薄くもなく濃くもなく均一に塗らないと汚い仕上がりになってしまうため技術が必要になってきます。
下地材を塗り終わり、1時間30分放置し乾燥をさせた後、本番の「珪藻土」を塗っていきます。
これも下地材と同じで、均一かつ厚くもなく薄くもなく塗装をしていきます。
塗ったときにコテの跡が残らないようにサラッとスムーズに塗っていきました。
ペンキなどの液体状の材料とは違い、塗るときにサラッと上手くいかないところがすごく苦痛でしたが。。。笑
左官の仕上がりはすごく綺麗で、ペンキやクロスなどと違った雰囲気にできます。
左官仕上げにも様々なデザインを施すことができ、自分だけのデザインなどもできるため面白い仕上げだなと感じました。
上記のように「コテ」の当て方、動かし方、圧力、スピードなどに変化を与えることによりデザインも変化します。
今回使用した「珪藻土」という材料には「調湿効果」「消臭効果」「断熱効果」などの効果をもたらすので内装としては文句の付け所がないほど優秀な材料ですね‼︎‼︎
「珪藻土」を固めた物を冷蔵庫や靴の中、トイレなどに置いておくのも効果があるそうなので、気になった方は是非‼︎‼︎
最近「珪藻土」のバスマット等も人気なので、自分で好きな形や大きさに作るのも面白そうですね‼︎
今回のはここら辺でおひらきにします‼︎笑
読んでいただいた方は有難う御座います‼︎‼︎
では、さようなら〜〜〜渡辺でした〜〜