2017.04.20
みなさん
こんにちは、ショウです。
先月、マイスター科の科長大竹先生が引率して神奈川県立生命の星・地球博物館見学に行ってまいりました。
今回は恐竜の化石を見に行くだけではなく、
図面を見ながら、博物館にある、たくさんの展示物を展示するための什器や展示の仕方を見学しにきました。
最初は、3階のラウンジで大竹先生と株式会社 丹青社の廣川様、
そして博物館の学芸員 新井田様から図面と博物館についての解説をして頂きました。
平面図と什器の詳細図を見て、各自頭の中でイメージし、最後に実際空間に入り、体感してました。
ここは地球博物館3階の神奈川展示室、沢山の化石や実物標本が展示され、非常に広い空間でした。
図面上だと分かりにくい実物の大きさなど、実際に完成したものを見ると、
すごく迫力があることがよく分かりました。
例えば、右上の黄色フレームとパネルを注目してください。
図面上はただ25ミリX45ミリの長方形ですが、実はこんなに大きいパネルでした。
黄色のフレームも、ただ床から立っていると思うかもしれませんが。
実際は天井まで、金物で固定されているらしいですよ。
次は、この扇型の展示棚は、ガラスケースだけじゃなく、引き出しも付いていて、
より様々な標本が収納できます。
重量用スライドレールを使っていることにより、スムーズに閲覧できます。
そして、もう一個注目すべき点があります。
みなさんが普段目に触れるガラスは大抵真っ平らでしょう。
ここは珍しく、曲げガラスを使っているそうです。
ガラスも普段お家で使っているガラスではなく、
博物館専用透明度が高いものを使用しているそうです。
みんな見学している様子です。
いきなり質問ですが、博物館の真ん中にあるインドネシアから運ばれてきた高さは70Mにもなる超高木ですが、
一体どうやってこの博物館の中に入れたんでしょう?
答えは、博物館の建設途中で、ある一面の壁を閉じずに、先にそこから入れたらしいですよ。
下から見上げると、木は空に浮いているみたいでケーブルで固定されました。
迫力満点です!!!
廣川先生によると、毎年木の一番上に登って、この木が斜めになっているかどうかを確認するそうです。
では、次の質問です!
あそこにある20Mもある重そうな石の壁はどうやって立てたんでしょう?
実は、人の手が触れるところだけ、本物の石を使っているんですよ!
地面から約2Mまでは本物の石で他の部分は全部偽物です。凄くないですか?
もちろん、マイスターの子たちは豊な知識を身につけなければならないので、
博物館に展示されている色々な展示で知識も得ました。
写真は女の子二人が擬態(ギタイ)している昆虫たちを探しているシーンです。
最後、会議室に集合して、今日の感想と少しバリアフリーの話をし、1日の見学は終了いたしました。
1日中にお世話になった、廣川様、新井田様、大竹先生、お疲れ様でした。
貴重な経験を頂きまして、本当にありがとうございました。
ショウ