ICS JOURNAL

SDレビュー2015入選・山中 悠嗣 先生

2015.11.02

9月24日(木)に行われたICS特別講義は、「SDレビュー2015/第34回 建築・環境・インテリアのドローイングと模型の入選展」に入賞された、GENETO建築設計事務所共同主宰 山中 悠嗣(やまなか・ゆうじ)先生に講義していただきました!

ICSの非常勤講師もしていただいている山中先生は、社団法人商環境設計家協会JCDデザインアワード2010金賞、国際アワード「Architizer A+ Awards 2014」レストラン部門受賞など、多くの賞を受賞されていています。

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SDレビューとは、実際に「建てる」という厳しい現実の中で、設計者がひとつの明確なコンセプトを導き出す思考の過程を、ドローイングと模型によって示そうというもの。実施見込みのないイメージやアイデアではなく実現作を対象とした、建築家の登竜門とされている賞です。

▼SDレビュー2015に入賞された「みんなでつくるツリーハウスの集落」。

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このプロジェクトは、自然との関わり方を考えたほうがいいと思い、自然の中に自分の身をおく方法を模索した結果生まれたとのことです。

▼ひとつの循環のかたちを具現化したプロジェクトでもあります。

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▼ツリーハウスのディテール。木にボルトを貫通させ建築金物で固定し、安全性を確保する構造。

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▼組立て方のダイアグラム。プロジェクトに賛同してくれた一般の人達が作るため、難しい工程・加工を無くした方法を考えられたそうです。

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▼模型制作の様子。ICSの学生数名がオープンデスクとして参加しています。

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先生は、学生時代にさまざまなところにオープンデスクに行き、学校とは違った多くのことを学んだ経験から、オープンデスクの重要性を感じているそうです。
「実際に働いている人の生の声を聞くこと、自分の作品と仕事として作る模型のクオリティの違いなど、勉強になることばかりなので、どこでもいいからオープンデスクに行ったほうがいい」とおっしゃっていました。

学生からの「卒業して独立するまでに必要だと感じたことはなんですか?」という質問に、「自分が何を必要とし、何を得ようとするかが重要」とお答えくださいました。

受賞された作品について、ご本人に解説していただけ、プロセスや考え方など貴重なお話を聞くことができました。

山中先生、ありがとうございました!

▼GENETO建築設計事務所

http://www.geneto.net

教育運営室
飯泉