ICS JOURNAL

学生の為の成型合板(ルール違反?)

前回アップ致しました「INT2 家具課題講評」Part2です。
今回はチョット変わった方法で成型合板にチャレンジしましたのでピックアップしてお伝え致します。
本来成型合板は「木を曲げたい!!「成型合板」」でもお伝えした通り雄型と雌型の間に単板に糊を塗って挟み、乾燥させて作るのがセオリーですが、このやり方では型の精度はもとより、型の製作に掛かるお金が学生にとっては大きな負担と成ってしまいます。そこで今回は新たな試みとしてスタイロフォームで雄型のみ制作しビスの圧着力で成形をするという手法にチャレンジしました。この手法で成型合板をする事で上の問題は解消し、本来考えなければいけない、「抜け勾配」もあまり気にしなくて良いので、チャレンジしました!

スタイロフォームで作った型ではビスが効かないのでこの様に角材をスタイロに埋め、そこをめがけてビスを50ミリピッチ程の間隔で打っていきます。ひたすらビスを打ち続けます。。。

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写真では分かり難いですが三日後、今度は打ったビスを抜きまくってます!!

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そして、外した物の耳を落として揃え、木ネジの穴にパテを埋めた状態です。
これに外側はブナの突板を、内側と木口にミルクペイントの白で塗装をして行きます。

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完成した物を実際の設置場所に置き、講評を行っている所です。
この作品は写真のように、ICSのリソースにて本を選ぶ時にチョット腰掛けて本を見る時用にデザインされた物だそうです。

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下の貫があまり計画されていない形態なので少し違和感を感じますが、今後再度検討し作りなおすそうです。

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以上。学生の為の成形合板でした!
この手法で製作した場合全体的に凸凹が出来てしまい、又接着も甘くなってしまいますが、学生がデザインの検証等に製作するにはこれで十分だと思います。
皆さんも興味があれば是非課題等でチャレンジしてみて下さいね!