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卒業研究選抜者 公開プレゼンテーション-1/2

午前の部

本日は、卒業研究作品の最優秀賞を決定する公開プレゼンテーションが行われました!

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講師として、チューターとして、お世話になっている先生が20名も出席してくださり、短い時間の中で、作品のご理解と、それに対するコメントを下さいました。


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本来ならば、全員からご意見を伺いたいところですが、とても時間が足りないので、自分からどんどん声をかけて、気になる先生にアタックして欲しいと思います!こんなチャンスはそうありませんから。


さて、午前中に行われたのはインテリアデコレーション科の選抜学生8名によるプレゼンテーション。それぞれの作品と、先生たちのコメントをご紹介いたします!

◆林香春(リン・コウシュン)さん「Wave -Shichiri Ga Hama wedding-」
神奈川県・七里ヶ浜海岸エリアに、海を一望する環境を演出して行う、宿泊できるウェディング施設。敷地の特徴や、セレモニーの1日の流れから考察した人の動線が考えられている空間設計。
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─講評より─
『一人称でどういう体験、アプローチできるかをよく計算されている。緻密な設計が為された完成度が高い作品。波という発想からのコンセプトであれば、もっと自然の象形を崩さない形でのフォルムがあったのではないか。』

◆竹部真美(タケベ・マミ)さん「陽だまり ケンチク 結ぶ ヒトビト」
--街はみんなでつくるもの、地域の子どもはみんなで育てるものー
家庭と学校の間の存在として地域全体が交流するような基地となる施設の提案。
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─講評より─
『時代性が、より強く反映されている作品。ネガティブな要素としてではなく、テクニカルな部分や見せ方は流行に身近な内容の中で、子供と地域の絡みが政治的な部分があるが、まとまりのある仕上がりになっている。』

◆伊藤亜美(イトウ・アミ)さん「HYKE」
日本人夫婦による服飾ブランドの日本初となる路面店を提案する作品。古いものを新しいものに"再構築する"というブランドコンセプトに着目し、空間を行っている。
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─講評より─
『対の空間を一つのボリュームに入れているのが面白い。暗さと古さ対白い新しさのあるツートーンが、階段の位置での空間の切り方、もしくは模型の切断位置の見せ方の工夫が必要で、二つのものを対で作る時に、境界の考え方が重要。空間を移動する際の体感をどう感じさせるかという所で、更に良さの出る提案になる。』

◆金子渉太(カネコ・ショウタ)さん「時と人と地域が織りなし紡ぐコミュニティ〜旧川越織物市場再生〜」
週一の見学会のみ開場されるという旧川越織物市場をサイトとし、流動的で活気ある市場よ学生シェアハウスへリノベーションする提案。1Fがパブリック、2Fを住居としている。
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─講評より─
『現存部分とリノベーション部の隅分けとして、シンプルな建物をそのまま残し、手を加えすぎず活かした提案。賑やかさを出すべきパース図が、少し暗くなってしまったのがもったいない』

◆王政治(おう・せいじ)さん「断層 空 海 GAEA SITE -MUSEUM OF ART-」
"三浦"の地層の中に入り込み、その美しい切断面を美術館の壁面としている。大地の恵みがテーマとなる美術館に、地下から見える海や水平線の絶景空間を設計した。
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─講評より─
『城ヶ島の岩間の自然な硬さや荒さが表現されている。作られた部分も間のある表現や形はできている。もっとマテリアルなどのリアリティを見てみたい。断面計画が非常に良い。細かい所の表現が足りてなく、ディテールをもっと見てみたいという可能性がある。』

◆深澤和(ふかざわ・のどか)さん「ヴァンデミエールE.S.A」
千葉県の小高い丘から海を望む別荘。都内在住の小説家の避暑地として設定しており、翼をモチーフにしたドームハウス。
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─講評より─
『フォント、ドローイングのラインが良い。同じ自然の中での、自分を透かして見ている部分が自由だが切実。ヴァンデミエールの意味は、革命家の名前から発送した。ここを別荘とする住人。その設定がきちんと作られている上で設計しているが、例えば目の前の実在する人物であった場合にどんなデザインをするかが見てみたい。』

◆格根夫(げ・げんふ)さん「カフェ・ローディ」
練馬区光が丘公園に面した道路向かいに建てられた、住居兼カフェ。
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─講評より─
『光をいかに取り入れるかという挑戦を最後までやり通している。セクションのスタディが少し足りていない。バリエーションが考えられているが、多くの要素がパッチワークのように貼り合わさっているように感じる。面積バランスや組み合わせを工夫すると良い。』

◆伊原圭(いはら・けい)さん「888 -three eight lounge-」
1936年に8ヶ月だけ使用されていた幻の駅。そこをコンバージョンし、大人のための憩い空間を、新橋gate No.8の新しい施設へと生まれ変わらせた。地下鉄の線路上に、本とBarを組み合わせたシックな空間が直線的に広がっている。
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─講評より─
『非常に細かい部分まで完成されている。ホームのシンメトリーの空間だが、天井の高さがあまり無いため、昔鉄道だったところを生かし、遺産の活用がうまくできている。エントランスの軸線と線路の軸線の仕掛け、見せ場となっているシーンをカウンターで隠している。人の動線をガラス張りになっている所に光を当て、線路を見せる工夫を。』


以上で、2年制のインテリアデコレーション科の代表者によるプレゼンテーションが終了しました。学生たちには、この中から一番好きな作品を選んでもらいます。提案者のはげみになるように、ポストイットに好きな理由をメッセージとして贈り、作品のパネルに貼っていきます。それが終了すると、いよいよ先生たちの投票が始まります!

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集計がとられ、最後はわずか1票差で、伊原圭さんがDECO科の最優秀作品に選ばれました。発表時は、スクリーンへの投影でトラブルがありながらも、作品は圧倒的な実力で、模型表現・3D表現も完成度の高い、素晴らしい作品だったと思います。

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伊原さんの感想の言葉です。「2年前に入学した時は何もできなかった自分が、ここまで評価していただけるようになれたと実感できた。ありがとうございました。」

伊原さんは、全くの別分野で社会人を経験されてから、東京上京を決意して入学し、楽しみながらも大変努力されていました。充実した2年間を過ごす伊原さんの姿に、影響を受けたクラスメートは、少なくはなかったのではないでしょうか?!

特別審査員としてお越しくださった、客員教授の洪 恒夫(こう・つねお)先生のお言葉です。「一つの持っている既存資源、固有資源を活用、もっと引き出すための価値を足していく部分がよかった。常日頃自分が考えている、驚きや発見、それを共感・納得ができるような点に持っていけることをポイントとしている。予想を超えたところまでの作品になっていると感じた。みなさん非常に素晴らしい作品でした。」

さて、次回はマイスター科の発表の様子(作品につては以前のブログで紹介してますので省略させてください!)と、3年制のインテリアデザイン科の作品紹介をします。お楽しみに!


事務管理室 GE

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2016年3月 1日 16:59に投稿されたエントリーのページです。

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