マイスター科企業研修レポート1/2
Panasonic PROIE プロイエサービス株式会社
元気印のマイスター科2年生は、現在卒業後の就職へ向けて企業研修に出かけており、最近会えずに寂しいです。。
そんな訳で、学生3名がお世話になっている「パナソニック プロイエサービス株式会社(以下、プロイエ)」様に訪問し、研修の様子をのぞいてきました!!
「パナソニック株式会社」
みなさんもご存知の大手企業ですよね!
同社がこれまで培ってきた「住まいのプロ」としての技術と経験を活かし、「暮らしをより素敵に、楽しくするお手伝い」をするために生まれた、プロイエ。
地域密着にこだわりながら迅速・丁寧にサービスを提供されており、「街の住まいのかかりつけ医」として急成長中の会社です。
さて、学生たちはどんな様子なのでしょうか!?
今回お邪魔させていただいたのは、作業進行中のお客様宅。世田谷区の住宅街に位置する、一軒家です。特別に許可をいただき、作業風景を見学させていただくことができました。壁紙の貼り替え、また洗面所とトイレの床の貼り替え作業がおこなわれていました。
▼階段吹き抜け部の天窓から差し込む光が、新しくなった壁・天井をキラキラと照らします
新しく貼り替えられた白壁に、温かみのある絵画が多く飾られ、広々とした素敵なお家でした。
マイスター科の2年生は、10畳ほどの小屋を在来の軸組木造で学校工房内に実作し、左官や壁紙、フローリング貼り等で、壁・床・天井を仕上げる方法やリペアの施工実習を授業で経験済みです。小屋を建てる前には、図面の製図授業も行っています。日々まじめに学習したことを活かして、プロイエの方々にしっかり指導していただきましょう!
プロイエの作業は、住民であるお客様の生活はそのままの状態で進められていました。お客様の立場からすると、とても利用しやすいサービスであると感じました。
残念ながら、この日はお客様にお会いすることができませんでしたが、実際にお客様のお宅で貴重な作業風景を拝見させていただくことができ、この場を借りて改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
▼二人は新しく貼った床材と洗面台の隙間をコーキング剤でうめる作業のお手伝いをしていました
このコーキング作業、中には通常の作業用のヘラを使うのではなく、バターナイフなどの "しならない" 硬いツールを使用している方もいるとか。「なぜですか?」と尋ねましたら、「通常のヘラだと柔らかすぎて微調整がしにくいので、腕や指先をしなやかに使えるプロフェッショナルだけがバターナイフを使います」とのお答え。職人技があるがゆえですね。
次は、電気スイッチのプレートを交換します。壁紙が新しくなり、こういった部品も取り替えることで、さらにリフレッシュされます。きめ細やかな配慮(はいりょ)が大切なんですね。
(左)手前が既存のもので、後ろが新しいプレート
(右)水平垂直に正確に取り付けます。曲がっていたものもここで微調整して、より美しく仕上げます!
いただいたアドバイスをもとに、この後何ヶ所も取り替え作業にあたりました。
作業の進み具合はいかがだったでしょうか?!
社会人になる前の練習としての企業研修ですが、プロの現場ですから一人前のお仕事をしなければなりません。
ですが二人の持ち前の明るさもあり、緊張感を持ちつつも、光溢れる現場で終始和やかムードで安心しました!
「インテリアを施工する技術」を実際の現場で試すという、またとない機会。かけがえのない経験となったことでしょう。
ご指導くださったプロイエの皆様ありがとうございます。
この研修を機に、他のクラスメイトも含め、学生の未来が拓かれることを願っています!
▼右から技術指導してくださった柏倉(かしわくら)さんと営業部長の田中さん。マイスター科2年生の、高橋さんと亀井くん。田中さんは、マイスター科の作業着をはおってくださっています(笑)
◀︎亀井くんが持っているものは、今回新しくトイレに取り付けるために作られた造作家具です。
次のブログでは、この造作家具をつくっている作業現場、プロイエの梶ヶ谷事務所にお伺いします。お楽しみに!
(企業研修レポート2/2へ続く...)
事務管理室 GE