真夏の爽(さわ)やかスケッチ大会
夏到来!暑い日が続きますが、ICSでは夏休みを前に、全校学生合同のスケッチ大会が2日間にわたって行われました。スケッチを行った会場は『川崎市立日本民家園』です。
こちらの施設は、東日本の代表的な民家をはじめ、全国各地から移築保存されている古民家が点在する、野外博物館です。今回の課題条件は、B5サイズ以上の着彩した風景画1枚以上か、フリーサイズ6枚以上のクロッキー(鉛筆、ペン、筆ペンなど)かを選べます。
▼スケッチする際のマナーや暑さ対策への注意事項をアナウンス
初めて訪れる学生も多く、留学生にとっても日本の伝統的な木造建築を間近で沢山見学することができ、スケッチ前から興味津々です。一番古いものだと17世紀中期のものが保存されているそうです!
▼建物内部に上がれる民家では、間取りや建具(たてぐ)も入念にチェック
▼暑い中でも火が?! 実はこれ、害虫などから建物を守るためのものだそうです
▼それぞれが感じた場所で、スケッチを行いました
見所多い民家園での1日目のスケッチは無事終了。皆さん、入学してから受けたデッサンの授業や、今までの授業の中で身につけた実力を発揮できたでしょうか?
2日目は会場を移し、学校で講評会が開かれました。暑い中頑張って描いたスケッチの数々を、教室の壁に展示します。
▼全校学生が貼り出したスケッチの中から、自分の好きな作品を2点選びます
▼学生による投票で選ばれた作品は、代表して先生から細かい講評をお話ししていただきました
民家園を巡っている時に、園のスタッフの方から説明を聞くこともできました。そこで聞いた話と合わせて、自分の記憶としてスケッチに残している作品が印象的でした。着彩作品では、強い日差しを受けて輝く木々とのコントラストを、上手に描いたものに人気が集まりました。
▼最終的に上位3名が選ばれ、記念の本が贈られました!おめでとうございます!!
スケッチは、最初の一枚を最後まで描き切ると、二枚目以降が描きやすくなるそうです。また、写真を写して描くこととの違いは、その日、その場所でしか見られない、色の臨場感(りんじょうかん)だそうです。たくさんスケッチを行い、自分だけが発見できる場所を集めていくことは、自分のアイデアを表すことができるようになるとのお話しをしていただきました。
最後に、担当していただいた加藤万利子(かとうまりこ)先生から、「これからも友達と見せ合ったり、評価したり、良い所を真似て、描くことをどんどん好きになって下さい!」と激励のお言葉をいただき、閉会しました。夏の日の、友人たちと過ごす貴重な思い出づくりができたことと思います。
また、スケッチ当日は民家園の方々にも本当にお世話になりました。ありがとうございました!
担当:事務管理室 GE