DECO2 卒業研究中間発表
研究テーマ「1つの素材/工法を知り抜く」
デコレーション科、マイスター科2年生の合同授業をご紹介します!! 本日は理論授業の最終段階、"卒業研究"の中間発表でした。
▼プロジェクターを使った中間発表。
卒業研究は、この後行う卒業研究制作へ結びつく研究レポートを提出する授業です。今年のテーマは昨年に引き続き「1つの素材/工法を知り抜く」がテーマです。インテリアデザインの要(かなめ)となる仕上げ材について、自分の気になる素材、もしくは工法を選び、じっくり調査します。
─課題表の"概要"より一部抜粋─
インテリアデザインの魂は、仕上げの素材や工法に宿ると言っても過言ではない。
インターネットの検索で手に入る平板(へいばん)な情報を「知る」のではなく、自分自身で「体験」する。
▼"光の研究"
この研究では、文章としてレポートを書くだけでなく、実際の製作現場に足を運び、取材や体験を通して自分なりの理解と考察を交えていきます。10月に予定されている最終プレゼンテーションでは、自分がたどり着いた素材の実態について、作成したサンプル(見本)と共に発表します。特別ゲストにお越しいただいて、数名の先生から講評を受けます。
▼すでに体験してきたサンプルや、見本を用意してきた学生も。先生から次の工程をより具体的にアドバイス頂けます。
▼"日干しレンガと和の素材についての研究"
留学生も含め、日本でなじみのある素材に注目している学生が多く見受けられました。モノづくり日本の将来をになう学生たちです! これを強みに海外で活躍する学生もいるかもしれません!!
▼"漆(うるし)の研究"
発表を終えた学生は、文献からの研究では引用書籍などもきちんと記載して紹介を行うことや、夏休み中に行える次のステップを先生にアドバイスしていただきました。
マイスター科の学生は、製作に関わる部分は専門的にとらえる調査ができているので、それの応用と自分の見解をさらに磨く事を目標に。デコレーション科の学生は、空間にどう利用できるかという視点から素材をリサーチしていて、研究目標もはっきりしているので、実際に製作の現場に足を運び試作を行い最終発表に取り組むのが目標のようです。
「この授業で深く調べた時間と知識は、とても貴重なアイデアの引き出しになることと期待します」との先生のお言葉。
例外として、「間取り」「BARカウンター」「(超芸術)トマソン」といったユニークな研究を行っている学生もいました。夏休みを利用してさらに深みを持った個々の考察が出てくることと思います。最終発表が楽しみです!
▼"トマソン"についての研究(「建築物に付着して、美しく保存されている無用の長物」のこと)
事務管理室 GE