卒業生

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デザインを学ぼうとは思わず、真剣に思いっきり遊んでくださいね!

こんにちは。インテリアデザイン科(現インテリアデザイン科)32期卒業生の長澤賢一です。

ICSを卒業後、主に海外で伊勢丹、三越、松屋などの大型商業施設をデザインしている会社で6年間勤務した後、カナダに渡り、バンクーバー、トロントを拠点にして、シアトル、ニューヨークなどの文化やデザインを感じながら1年間海外で生活をして日本に帰国しました。
帰国後は、アトリエ系事務所に入社。Levi’s、Tommy Hilfiger、Little New York、ワールドなどのアパレルや飲食店の店舗デザインなどを担当。2007年に退社、独立し、株式会社 studio TUAROA(スタジオ トゥアロア)を設立しました。

ICSで学んだ日々の中で、今も一番役に立っていることがあります。それは、課題提出の時に先生からよく言われた「時間厳守」。

ところが、この「時間を守る」ということは、すべての可能性に対して先の先まで予測したスケジューリングができないと実現できません。

とりわけ、時間厳守が鉄則なビジネスでは、実際にかかる工程はもちろん、それに関わるあらゆることを把握、想定したシビアなスケジューリングが必要となります。

例えば、自分がA3の図面を描き上げるのにどのくらいの時間がかかるのか、プリントアウト一枚に何秒かかるのかなどの必要不可欠な基本情報を把握していなければ、課題提出に間に合うかどうかの見当もつきませんよね。また、そこから逆算して、調査やアイディアなどにあてられる時間やリミットも算出することができます。

スケジューリングに加え、さらにデザインには蓄積された経験や感覚からくるひらめきが必要ですから、経験や感覚を養う時間も必要となってきます。

机に座っているだけではデザインはできません。デザインに必要な経験や感覚は、昨日今日で蓄積されるものではありませんから、常日頃から感覚を養う時間を確保し蓄積する必要があります。

デザインは人から教わり学ぶものではなく、さまざまな経験を通して感覚を養い、自分の中で集約することだと思います。いつかどこかで感じた五感の記憶の断片が集約され、デザインとして形成されていきます。五感で感じたことのないものは、かたちとして出てくることはありません。

ICSのみなさん。技法は学んでもデザインを学ぼうとは思わず、デザインの経験や感覚を養うために、ふだんからできるだけ多くのものを見て、聞いて、嗅いで、食べて、触って、真剣に思いっきり遊び、それを自分の感覚で集約して、何かにとらわれない自由な発想でデザインに取り組んでみてください。
そこで蓄積された経験や感覚の裏付けが、やがて自信となり、みなさんの将来にとって掛け替えのない財産になると思います。


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【プロフィール】
長澤 賢一(ながさわ けんいち)1976年生まれ
インテリアデザイン科(現インテリアデザイン科)32期(1997年3月)卒業
株式会社 studio TUAROA(スタジオ トゥアロア) 代表取締役
ホームページhttp://www.tuaroa.com/
メールアドレスinfo@tuaroa.com

 【主な代表作】
※画像をクリックすると拡大します。

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(上から順に)
「SOLATINA Laforet Harajuku」Harajuku Tokyo
「GALAABEND」Harajyuku Tokyo
「黄金屋 隠れ艶」Ebisu Tokyo
「GRANVILLE」Yokohama Kanagawa
「UCHIDA PHOTO」Nagaoka Niigata 

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2009年5月20日 10:36に投稿されたエントリーのページです。

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