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2009年2月 アーカイブ

2009年2月27日

学べる時間は限られています。がっちり、楽しく、ICSで学んでくださいね!

こんにちは。インテリアデザイン科(現インテリアデザイン科)28期卒業生の岩熊宏です。

2006年「熊家民家再生」を設立。これまでに、古民家の「移築再生」「現地再生」「店舗」など30棟あまりを施工してきました。現場は那須から島根までとさまざま。河口湖畔の綾小路きみまろ邸移築工事(2004年夏竣工)を始め、毎日一人で飛び回っています。
「家は住むもの」をモットーに、「素材の持つ力」「デザインと実用性の融合」をめざしています。

今、ICSを振り返ると、在学した3年間は非常に濃縮された時間だったと感じます。
プレゼンでは「言葉で伝えることの重要性」を、朝の15分スケッチでは「日々の積み重ねの成長」を学びました。
また、美術(芸術)好きというベクトル方向が同じ者の集まりのため、クラス内はとても楽しく有意義な日々でした。
もっとも、課題が多く、通学に往復5時間をかけていた私には大変な毎日で、ICSの近くに住む友人宅にしばしば泊まったことも良い思い出となっています。

当時、3年生の夏にデザイン事務所と店舗内装施工会社の2社に内定が決まり、店舗内装施工会社に入社しました。
業務は主に「現場監督」。まずは「現場」を知りたかったからです。
出社初日、いきなり現場に放り投げられ、そのまま昼夜を問わない勤務を3年間続けました。
ここで覚えた内容は10年分に匹敵すると思います。しかし、新しい張り物だらけの現代建築に疑問を感じ退社しました。

地元に戻った私は、木造軸組工法(在来工法)がメインの「設計事務所」に就職しました。ところが、またまた現場ばかり...。
しかし今度は、作業着で現場の毎日に追われながら「無垢材の力」に魅了されていきました。
そして、1年後の1997年10月に独立。設計のかたわら、作業着に腰袋を着けて職方に混ざって施工に参加するようになりました。

2000年の夏に二級建築士の資格を取得して、「岩熊宏 二級建築事務所」を開設しました。そこで出会ったのが「古民家再生」です。
これまでの「無垢材の力」に加え「古材」の魅力に感化され、2006年に「熊家民家再生」を設立、現在にいたります。

さて、今、私は「ICSの卒業生!」と胸を張って言えます。それだけICSは充実した内容でしたし、がっちり学んだ3年間は、その後の私の自信につながり、今の私に続いています。
ICSのみなさん。遊ぶことは後でいくらでもできますが、学べる時間は限られています。無理する必要はありませんが、がっちり、楽しく、ICSで学んでくださいね。

なお、3月から等々力(東京都世田谷区)で新築工事が始まり、ICSの前を通って現場に向かいますので、今から楽しみにしています。


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【プロフィール】
岩熊宏(いわくま ひろし)1971年生まれ
インテリアデザイン科(現インテリアデザイン科)28期(1993年3月)卒業
二級建築士
「熊家(くまや)民家再生」 岩熊宏 二級建築士事務所 代表
ホームページhttp://kuma-ya.com/
メールアドレスinfo@kuma-ya.com

 

【主な代表作】
※画像をクリックすると拡大します。

千葉県内房「内房の楽園」(現地再生)。山奥の別荘。母屋・離れ(倉庫)・デッキ・東屋・ジャグジー・畑など、休日を満喫する要素がそろっています。

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千葉県松戸市「平屋でのんびり」(新築+古材)。閑静な住宅街の一角に建つ入母屋の平屋。小ぶりな蔵戸玄関とは対照的に、総ケヤキづくりのしっかりとした住まいです。 

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千葉県長生郡「二度目の移築」(移築再生)。新潟 → 諏訪湖 → 千葉県長生郡と移築。立派な材を使用しているため、まだまだ移築可能。今回の移築にあたり、屋根形状を寄棟から切妻+ぐし(てっぺんの煙抜き)に変更しました。 

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東京都江東区「旬彩 心」様(改装)。テナントビル 1、2階の改装。季節の物を活かし、リーズナブルで美味しいてんぷらがおすすめの和食屋さんです。

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 千葉県「弓道場と住まい」(新築+古材)。弓道場を備えた住まい。弓道には28mもの長い矢道が必要なため、長い土地探しから始まりました。

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2009年2月10日

学生のみなさん。「手でデザインすること」を忘れないで!

こんにちは。インテリアデザイン科(現インテリアデザイン科)25期卒業生の染谷健司です。

今年、STUDIO EPIGRAMを設立しました。ファンクショナルアートの制作展示、家具・什器デザイン、雑貨デザイン、ディスプレイツールデザイン、照明デザイン、クラフトデザイン、インテリアデザインなど、普遍的で簡潔なデザインをコンセプトに、素材に触れてデザインや造形する手仕事とMacによる設計や3DCG作成を混在させた環境でのクリエイティブワークを展開しています。

さて、コンピュータによる設計や3DCGプレゼンテーションは、今やあたりまえになっています。私は社会人になってからこれらを必死で覚えたので大変でした。図面修正や平面上の色カタチの検証では、作業のスピードに威力を発揮していますが…。

ところが、社会に出て感じたことは、美大出身者でも自分のイメージしたラフ絵が描けない、原寸でモノを考えられずにスケールオーバーしてしまう、完成された素材にたより過ぎて、その素材の特性を生かしきれていないなど、デジタル化されたデザイナーが多く見受けられることです。

人間が相手のデザインはMacのなかだけでは表現しきれません。Macは画材として考えたほうが良いと思います。

ICSは、デジタルとアナログが共有された教育環境が整っており、また非常にクリエイティブな環境ですし、インテリアや建築以外にも各専門分野の講師陣も多彩で、日々刺激的な学習ができると思います。

学生のみなさん。ICSで学んだ「手でデザインすること」を忘れずにがんばってくださいね。


染谷 健司 【プロフィール】
染谷健司  (そめや けんじ)1968年生まれ
インテリアデザイン科(現インテリアデザイン科)25期(1990年3月)卒業
ファンクショナルアーティスト、家具・什器デザイナー、二級建築施工管理技士
STUDIO EPIGRAM 代表
ホームページhttp://www.epigram.co.jp/
メールアドレスstyle@epigram.co.jp

【主要クライアント】
株式会社伊勢丹、株式会社ワールド、株式会社オンワード樫山、株式会社ルモンデグルメ、4℃、株式会社東京アドデザイナーズ他。※お取引先様、随時募集中です。

【主な代表作】
※画像をクリックすると拡大します。

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(上段左) 「第一回コイズミ国際学生照明デザインコンペティション」金賞作品。
(上段中央)「神楽坂ツインスター(現在休業)お立ち台壁面レリーフ」H1,200顔面レリーフ制作(FRP製)。
(上段右)「コメの灯り」本物のコメと、田んぼの土を素材に使った照明。あかりのオブジェ展奨励賞受賞。銀座ソニービル他、全国各地で展示。
(中段左)「座布団」座布団の基本機能(正座、あぐら、枕、スタッキング)を編集。一辺をファスナーによって立ち上げる事で腰あての機能を追加し、立体的なプロポーションで空間に変化を与える。座布団同士の連結も可能で簡易布団にもなる。高岡クラフトコンペ入選、銀座ソミドホール展示、ICS 35人展出展他。※現在、商品化していただける企業様募集中です。
(中段中央)「COUP DE CHANCE 展示会用シングルハンガーラック」(SUS304#800)。
(中段右)「TANTOTANTO 渋谷東急本店 店頭メニューサイン木工什器」。
(下段左)「TANTOTANTO ルミネ大宮店 カトラリーボックス」(アルミアルマイト)。
(下段中央)「新宿伊勢丹メンズ館 1F パターンメイドシャツコーナー壁面什器」
(下段右)「新宿伊勢丹本店 B2イセタンガール MDP用メインPOPツール」

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