高山 与志郎 インテリアデザイナー

高山 与志郎
Yoshiro Takayama
インテリアデザイナー
一生の仕事をするなら、夢を持とう。

インテリアデザイン科第8期生。1950年福井市生まれ。
ICS卒業後、1973年剣持デザイン研究所入所。
IBMのオフィス、JRの駅・研修所・ホテル・関連施設などのインテリアデザインを手がける。
現在、同事務所の取締役チーフデザイナーをつとめる。

 

 高山さんは、日本を代表するデザイン事務所・剣持デザイン研究所の取締役チーフデザイナーだ。普段はネクタイを締めて、スーツを着ている。近寄りがたい人かと 思いながらオフィスを訪ねた。話を聞くと、ICS入学前は地元テレビ局専属のジャズミュージシャンだったそうだ。仕事場にはウイスキーのマイボトルが置いてある。いでたちとは裏腹の不良ぶりがカッコいい。そして、夢を持って取り組む一生の仕事、と言って、今も昔も変わらないデザインの情熱を語ってくれた。

高山 与志郎 スタッフ写真 お気に入りのウイスキー

 「音楽の世界に行きたいと思っていたけど、親父が許してくれなくてね。目立ちたかったのかな。音楽じゃなけりゃ美術やデザインはどうだろうと、そんな気持ちでICSに入学しました。入ったらおもしろくてね、課題にどんどん没頭していきました。デザインっておれに合ってるな、と。そして、卒業制作のとき、剣持デザイン研究所の今の所長、松本哲夫が特別講師で来ていたことが縁で、天下の剣持デザインに入所できたんです。専門学校卒業で入所した最初の所員なんです。

 性に合っている合っていないということもあるだろうけど、一生の仕事をするんだったら夢を持ちたいね。剣持デザインに入所して32年になりますが、この仕事をやってこれたのは『おれがやったほうがいいだろう』と、そういう気持ちで臨める仕事をしてこれたからだと思う。疲れてるときは後ろ向きな考えを持っちゃうこともあるけど、自分で納得のいく仕事だけをやりたいと思ってきた。自分の満足だけじゃなくて、施主の満足も考えて、求められる以上のことを出す。それがデザイナーの役目じゃないかな。

サッポロビール本社 役員フロア大会議室
サッポロビール本社 役員フロア大会議室
IBM大阪電算センターエントランスロビー吹き抜け
IBM大阪電算センターエントランスロビー吹き抜け
JR秋田駅 自由通路
JR秋田駅 自由通路

 剣持デザインは、デザインの領域を線引きをしませんね。ホテルやオフィスのインテリアデザインが中心ですが、グラフィックからユニフォームまで、ヤクルトのボトルから新幹線のぞみ号まで、はじめてのカテゴリーのことでも積極的に取り組みますよ。しかもアウトソーシングはしないのが基本です。組織事務所のパフォーマンスを高めるために、所内のチームワークで新しいことにもチャレンジしています。

 インテリアデザインというのは、建築家にもできることです。じゃあ、インテリアデザイナーの役目は何かといえば、建築の密度を高める仕事です。剣持デザインでなければできないきめ細かい仕事をわれわれはめざしています。重箱の隅をつっつくくらい。これでもかと言うほどの密度が、建築家にはできないことじゃないかな。

 ぼくもそうだし、ぼくの後にICSを卒業して入所した二人もそうなんだけど、手を動かすデザインがICSの特徴なのかな。頭でっかちでないというのか、実践的というのか。コンセプチュアルな話は得意じゃないけど、手は動くね。

 感性と実務、それと、コミュニケーションが大事です。しゃべりが上手いということじゃなくて、自分が思うことを相手にちゃんと伝えて、相手のことも理解する。意志疎通の能力が、デザイナーには大事ことだと思います。」

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