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菅野 健 木工家具職人

菅野 健
Takeshi Sugano
木工家具職人
自分の手でものを完成させる嬉しさ。

インテリアアーキテクチュア&デザイン科II部第25期生。
1979年東京生まれ。
ICS卒業後、2001年に飛騨高山の木工家具メーカー・柏木工に入社。
木工房に所属し、木取り、木工、仕上げの技術を先輩に学び、現在は岩倉榮利のデザインシリーズ家具の製作を行っている。

 
菅野 健   菅野 健   お守りになった小指

 家具の工場で働き始めた菅野さん。1年目でいきなり左手の小指にケガをしてしまった。そのために、小指が曲がったまま戻らなくなった、というのが右の手の写真。「ケガがなかったら今の僕はいません。曲がらなくなった小指は、大事な大事なお守りです」と菅野さんは言う。

 「ICSを卒業して、家具産地である飛騨高山の柏木工という木工家具の会社で働くようになりました。入社当初はまったくのドシロートで、木工の『も』の字も分かりませんでしたが、先輩たちの指導のおかげもあって、何とか見ることのできる家具を、私でもつくることができるようになりました。
 ICSでインテリアデザインを学んでいるときから、木工家具をつくりたいという思いはありました。それが、家具メーカーへの就職を選んだ理由のひとつです。
 そしてそれよりも、職人の目からデザインという分野を見ると、どんな違いや新鮮さがあるのかという興味もありました。こちらの方が強かったように思います。

菅野 健   作品写真   菅野 健
作品写真

 私がつとめている会社の工場は、基本的にライン作業で、1日で多くの家具が出荷していくシステムなのですが、私の働いている部署はちょっと様子が違うところです。木工房といって、最初から最後まで一人の人間が一つの家具をつくる、会社の中では少々異色の部署です。人数も6人という小規模の部署です。つくっている家具は、TAKAYAMA WOOD WORKSというデザイナーズ家具です。ICSの大先輩の岩倉榮利さんがデザインしたシリーズです。

 ライン生産と違って、技術の熟練がいる仕事です。一つひとつの技術を取得し、工程の全部をとらえなければなりません。責任を持ったものづくりということは言うまでもありませんが、自分の手でものを完成させるというのが、嬉しい仕事です。

 この会社に入って思うことは、デザインにしても、家具をつくるにしても、人との出会いや、コミュニケーションはすごく大事なことだということです。ですからこれからデザインを学ぼうと思っている方に私から言えることは、色々な人に会って、色々なことを話してください。そして伝えてください。」

URL:http://www.kashiwa.gr.jp/別ウィンドウで開く

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