城谷 耕生 デザイナー・アートディレクター

城谷 耕生
Shirotani Kosei
デザイナー・アートディレクター
やりたい事は山ほど、ワクワクしながら生きている。

インテリアデザイン科第25期生。
1968年長崎県生まれ。1991年イタリアに渡りミラノの建築・デザイン事務所勤務を経て、1994年よりフリーランスデザイナーとして活動。同年、GRANDESIGN賞最優秀賞を受賞。
イタリア・日本両国で手仕事によるモノ作りをテーマに、石・ガラス・磁器・紙などのデザイン研究を行っている。

 

 城谷さんは、ICS卒業後イタリアに渡り、サワヤ&モローニ社設計室を経てフリーランスとして独立した。ミラノを拠点に、中世の別荘の改装、日本のブティックなどの設計、そして両国のプロダクトデザインの仕事のほか、ARBOS社の照明コレクションやUP&UP社の大理石デザインコレクション、アウラコレクションのアートディレクターをつとめ、雑誌ABITAREの編集協力などに携わってきた。長崎県の窯業技術センターの外部指導員になったのもミラノ在住のときだ。

 2002年からは活動拠点を故郷の長崎に移し、STUDIO SHIROTANIを開設し、自身のブランドKOSEIを立ち上げ、磁器コレクションを発表。また、エンツォ・マーリと共同で、六本木・AXISでの「デザインの仕事展」の会場設計・アートディレクションを行うなど、エネルギッシュな活動を続けている。やりたい事は山ほど、常にワクワクしながら生きていると城谷さんは話す。

城谷 耕生 「TIPO」シリーズより ミニボールとカップアンドソーサー ペンダントライト「GYOKU」
My Folding Cup My Folding Cup My Folding Cup
中上:「TIPO」シリーズより ミニボールとカップアンドソーサー / 右上:ペンダントライト「GYOKU」 / 右下3点:My Folding Cup

 「学生時代は、知らない世界を知ることが楽しくてしょうがなかった。先生に今まで読んだ本の中で一番良かったものはなんですかと質問し、その本を神保町で探して、読んで、感想文を書いて先生方に送っていました。ベンヤミン、バタイユ、イリアーデから花田清輝、柳田国男まで色々ありました。それから現代美術を中心とするいろんな展覧会や完成したばかりの現代建築を見に行っていました。週に5つ以上は展覧会に行っていたと思います。今思うとその当時、本や展覧会の内容がきちんと理解できてはいなかったのですが、未知の世界のモノや知性に触れることにワクワク、ゾクゾクしていました。

 イタリアに行って、建築やデザインが歴史を含めた現代社会と密接に結びつくこの国で、過去と現在を通してするどい観察力と感受性で未来を感じ、それを形にする事で未来社会への提案をするのがデザイナーの仕事だとわかりました。

イタリアンレストラン「SPRITZ」外観 イタリアンレストラン「SPRITZ」内装 オープンキッチン&カウンター
ダイニング
左:イタリアンレストラン「SPRITZ」外観 / 中:「SPRITZ」内装 / 右上:「SPRITZ」オープンキッチン&カウンター / 右下:「SPRITZ」ダイニング

 デザイナーがどうやって社会の役にたてるのか?
 デザイナーという職業でしかできないことがあるのではないかと思い始めたのはそれからです。デザインとは作品を作ることではなく、デザインを通して行う社会運動のようなものだと思っています。

 現代社会は日本だけでなく、世界全体が政治・文化・経済において危機的状況にあるという事実は、多くの人々が認知していることだと思います。こうした状況の中で、デザイナー・建築家として以前に、一人の人間としてどのような態度をもってこの社会と接していくのかということをよく考え、そして、それをデザイナー・建築家としてどのように表現していくのかが大事なことだと考えています。ですから、まずは、我々が生きている現代の社会について、そしてこれまでの人間(社会)の歴史について考え、学ぶことが我々のような仕事の基礎を築いていくものだと思います。

 何故デザインが必要なのか? デザインとはどのような場合に有用であり得るのか? これからデザインをやっていこうと考えるならば、どうぞ、一人の人間として考えてみてください。」

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