活躍する卒業生:俵藤ひでと

俵藤ひでと
町工場から、いつかは、世界へ。
「メイド・イン・ジャパン by 俵藤」で進出したい。
俵藤ひでと  



1994年 ICSインテリアアーキテクチャ&デザイン科卒業
  スチール家具メーカーやアクリル加工会社などに入社
2002年 デリバリーワークス、デザイン事務所を設立
2004年 同世代の職人たちと「現代手工業乃党」設立、現在に至る
ICSを卒業したのはもう10年以上前なんですけど、最初の就職活動はうまくいかなかった方だったかもしれませんね。どちらかというと、ドロップアウト組でした(笑)。ただ物作りが好きなんで、小さなメーカーさんの設計部に入ったり、デザイン事務所に行ったり、転々としながらたどり着いたのが、親父と同じ職人の道だったんです。今ではいろんな人に「俵藤さんは職人なんですか?デザイナーなんですか?」って聞かれるんですけど、自分ではどっちとも決めてないんですよ。僕は考える側(デザイナー)と作る側(加工業)が密接でなければ良い物は作れないと思うし、両方のことがわかっていたほうがいいんじゃないかと思ってるんで。といってもICSにいた時は、そんなこと全然考えていませんでしたけどね(笑)。授業でよく思い出す出来事があって、家の設計をした時に僕は窓を丸くしたんです。その時に先生が「なんで丸なんだ?」と。「なんか、カッコいいと思ったんです」と答えたら「理由がなきゃダメだよ」って言われて、それで結局、普通に四角にしたんです。でも、それを提出した時に先生から「お前、普通の作ったな」って言われてしまった。つまり、正解はどこにあるかわからないんですよ。先生に言われた時に、そのデザインに関して、自分なりのカッコよさの自信というか、根拠を持って貫き通せば良かったんですよね。今だったら、その丸い窓をカッコいい、って思ってくれるお客さんを探しに行ってますね。自分のスタンスをはっきり見せる事が大事なんだなって思いました。
今、ICSで学んでいる若い人たちには、なんでもいいから自分にしかできないスキルをひとつ身につけてほしいと思います。それは学校ででも、学校を出た後でもいいと思う。僕の場合はアクリルの加工と、アクリルに関する技術のノウハウです。建築家はいっぱいいるし、アクリル加工の職人も山ほどいるけど、アクリル加工があって、さらにそれに付帯するデザイン作業もあって、という複合的な仕事が必要になったときに、「これは俵藤にしか出来ないだろう」と言われるものが絶対にあるはずなんです。
今はまだデザインは欧米からの影響が強くて、日本人からしたら「憧れ」だと思うんですけど、今後は「メイド・イン・ジャパン」で世界に進出したい。日本人が考えて日本人が作ったものを、僕がやってる町工場みたいなところから、世界のマーケットに出していきたいですね。
現在、様々な分野の「デザインする職人」たちと「現代手工業乃党」という団体を設立しています。モノ作りの現場をホームページで紹介してゆくかたわら、展示会を中心に活動しています。

URL:http://www.delivery-works.com/



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