インテリアマイスター科

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ニシザキ工芸 塗装セミナー

本日は1年生の授業で毎年お世話になっている、ニシザキ工芸株式会社での塗装セミナーをレポートいたします。
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ニシザキ工芸は、江東区三好にある特注家具の設計・製造・施工、木材塗装全般を行っている会社です。特に塗装はインテリア、家具業界において信頼も厚く、西崎克治社長はインテリア雑誌の塗装特集など数多く執筆されているスペシャリストです。
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西崎克治社長に講義をしていただきました。
塗装の目的は、
1、保護
・塗膜を作って表面の汚れ、キズ凹みから守る。
・木材そのものを固めて割れや狂いを防ぐ。
2、美観・お化粧
・木目、色、風合いなど、素材の持ち味を生かして、利用価値を大きく拡げる。
多種多様な塗装方法がありますが、実習体験では使用頻度の高い「2液型ポリウレタン樹脂塗装(ウレタン塗装)」を体験させていただきました。
ウレタン塗装は、
・保護性能、塗膜厚のバランスがとれている。
・水分、木質との相性が良いので密着性が高い。
・木地の動きにも順応。
・最も使われている塗料。
・着色が容易。
などの特徴があります。
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まずは各自、板材を選びサンドペーパーで表面を研磨し、素地調整を行います。
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次に目止め着色の工程です。
顔料を混ぜた着色剤をハケで塗り、布で拭き取ります。導管の充填による平滑化と木目強調、素地色の補強による美観向上を目的としています。

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次に下塗りの工程です。
ウレタン塗料をスプレーガンで吹き付けます。素材強化、塗膜密着性の向上を目的としています。ひとりひとり吹き付けますが、ムラにならないよう均一に吹き付けるには相当な経験と技術が必要です。
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乾燥させている間に、工場内を見学案内していただきました。
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お客様の要望に合わせて、塗装見本(サンプル)を作成しますが、必ず数種類用意することが大事になります。
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場合によっては、単色ではなく数色を塗る場所に合わせて塗り分けることもあるそうです。

工場を案内していただいた後、塗装体験の続きを行いました。

実際の工程では、中塗り→補色を行いますが、今回は時間の関係で省略し上塗りを行います。
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ウレタン塗料をスプレーガンで吹き付けますが、塗膜物性保持、艶の仕上げを目的とした最終工程なので、この作業技術がとても重要になります。
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実際に塗装体験させていただき、学生は塗装の難しさ、大切さを知ることができました。
是非、今後の課題や仕事に生かしてください。
西崎克治社長はじめスタッフの皆様ありがとうございました。

記事レポート:阿部

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2014年11月14日 12:37に投稿されたエントリーのページです。

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